こちらの記事では、開店祝いや開業祝いで胡蝶蘭を贈るときの6つのマナーと避けるべきタブーについてお伝えします。
胡蝶蘭は圧倒的な存在感があり、華麗で凛とした花姿を持っているため、開店祝いや開業祝いで贈られるお祝い花として大変人気です。
しかしながら、お祝いにふさわしい胡蝶蘭を正しいマナーで贈らないと、贈り先の方に迷惑がかかったり、不愉快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
マナーを守って胡蝶蘭を贈ることで、贈り先の方に喜んで頂けるように、6つのマナーと気をつけたい注意点について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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マナー1.胡蝶蘭を贈ることが迷惑でないか確認
胡蝶蘭の鉢植えを贈ることが、お相手の方にとって負担にならないか、事前に確認するようにしましょう。
飲食店やクリニックなどでは、胡蝶蘭の鉢植えを室内に飾ることに抵抗がある方、衛生面で気になる方、鉢植えのお手入れを面倒に思う方もいらっしゃいます。
胡蝶蘭は華麗で凛とした花姿の素敵なお花ですが、贈り先の方に喜んでもらえなければ意味がないですし、お相手の方が皆さんからのお祝い品を辞退されているケースもあります。
なので、胡蝶蘭を贈っても迷惑にならないか、事前に確認しておくことをおすすめします。
マナー2.胡蝶蘭の大きさやスペースの確認
開店祝いで胡蝶蘭を贈るときは事前に、贈り先の方に胡蝶蘭のサイズと置くスペースがあるかの確認をして、お相手の方に喜んで頂ける胡蝶蘭を選ぶことがとても大切です。
贈り主側としては、他の多くのお花に埋もれないように存在感のある大きさの胡蝶蘭を選びがちですが、店舗やオフィスの広さによって大きすぎる胡蝶蘭は迷惑になってしまう場合があります。
具体的には、新しい店舗のオープンの際、「開店祝い」で贈られた胡蝶蘭などの多くの花がお店の入り口に飾られます。
また、「開業祝い」として贈られた胡蝶蘭についても、エントランスや受付、オフィスや事務所などの室内に飾る場合が多いです。
なので、どのくらいの大きさの胡蝶蘭であれば置くスペースがあるかを事前に確認して、その店舗やオフィスにふさわしい胡蝶蘭を選ぶようにしましょう。
マナー3.開店祝い・開業祝いにふさわしい胡蝶蘭の相場
マナー4.開店祝い・開業祝いに贈る胡蝶蘭の花の本数や大きさ、色
胡蝶蘭の花茎の本数は「割り切れない」奇数
基本的に、胡蝶蘭を開店祝いで贈るときには、割り切れない奇数の本数(立数)を選ぶようにしましょう。
昔からお祝いのシーンにおいて、割り切れる数字は別れることを連想させるため、縁起が悪いとされているからです。
一般的には、「開店祝い」では3本立てや5本立てなど、奇数の本数のものを贈るようにしましょう。
「開業祝い」の場合はオフィスや事務所の広さにもよりますが、飾るスペースが狭い場合は、コンパクトなミニ胡蝶蘭1本立ても出回っているので、このような卓上サイズの胡蝶蘭を贈ると喜ばれます。
胡蝶蘭の花の大きさ
胡蝶蘭の花の大きさは、飾ったときの見栄えや、飾るスペースが限られている場合に影響を及ぼします。
胡蝶蘭の花の大きさには、大輪、中輪(ミディ)、小輪(ミニ)があり、贈り先の方に喜んでもらえるサイズや用途にふさわしい胡蝶蘭を選ぶことが大切です。
- 大輪:花の大きさ(11cm~15cm)
大輪の胡蝶蘭の花姿は、凛とした存在感があり人目を引く豪華さがあります。
なので、大輪の胡蝶蘭は開店祝いや開業祝いといったビジネスシーンで、新しい出発に華やかさを演出するのに最適です。
- 中輪(ミディ):花の大きさ(6cm~9cm)
中輪の胡蝶蘭の花の大きさは、大輪の半分程度の大きさです。
中輪の胡蝶蘭は、大輪ほどの豪華さはありませんが見た目が可愛らしく、飾る場所をとらないので、誕生日祝いや新築祝い、引っ越し祝いなど個人向けのフラワーギフトに適しています。
- 小輪(ミニ):花の大きさ(2cm~4cm)
小輪の胡蝶蘭は花の大きさが小ぶりなので、ささやかなお祝いで贈るにはちょうど良いサイズです。
メインの贈り物に添えて、小輪の胡蝶蘭を一緒に贈るのもいいでしょう。
小輪の胡蝶蘭は、卓上サイズのものが多いのでちょっとしたスペースに飾れますし、お手入れもより簡単です。
胡蝶蘭の花の色
胡蝶蘭の花の色には、白、ピンク、赤リップ(紅白色)、黄、青、紫など様々な色があります。
なので、贈り先の方が好きな色やイメージに合う色、お祝いの用途に合った色を選びましょう。
ちなみに、黄色は「金運」や「商売繁盛」を意味する縁起の良い色なので、開店祝いにはふさわしい色です。
定番カラーは、白い胡蝶蘭でビジネスシーンや、個人ギフトとして幅広く活躍する色です。
ですから、どの色にして良いか迷った場合は白を選べば間違いありません。
マナー5.開店祝い・開業祝いで贈る胡蝶蘭に立札を必ず添える
開店祝いに胡蝶蘭を贈るときには、誰からの贈り物なのかわかるように、立札を必ず添えるのがマナーです。
立札には、「御祝」「祝 御開店」「開店祝い」などのお祝いの文言と、贈り主の名前も必ず入れるのがマナーです。
一般的に、贈り先の名前は入れても入れなくてもマナー違反にはなりません。
しかしながら、開店祝いの胡蝶蘭を外に飾る場合は、周りの多くの方に対して開店を知らせる宣伝を兼ねた役割があるため、「贈り先の店舗名」を記載することがありますので、胡蝶蘭を注文する際に相談することをおすすめします。
また、立札には、会社名または名前とお祝いの文言を形式的に書くのが一般的なので、さらに親しみを込めたい場合は、メッセージカードを添えると贈り先の方にとても喜んでもらえるでしょう。
マナー6.開店祝い・開業祝いの胡蝶蘭を贈るタイミング
開店祝いの胡蝶蘭を贈る場合、開店日の前日に届くように贈るのがタイミングとして望ましいでしょう。
開店当日ですと、スタッフの方々が開店業務に追われていて忙しく、荷物の受け取りが難しい場合があるからです。
贈り先の方への配慮としては、事前にお届け希望日時の確認をするなどして、業務の妨げにならないタイミングを選ぶことが大切です。
開店祝い・開業祝いの胡蝶蘭を贈るときの避けるべきタブー
開店祝いの胡蝶蘭を贈る際には、マナーとして気をつけたい注意点があります。
うっかり不注意で贈ってしまい、贈り先の方を不愉快な気持ちにさせないためにも、避けるべきタブーな行いをご紹介します。
立札の間違い
胡蝶蘭を贈る際には、立札の贈り主や贈り先の記載を間違えないようにしましょう。
特に、贈り先の方の名前や会社名を間違えることは絶対にあってはなりません。
よく間違えやすい例としては、漢字の間違いやローマ字表記の誤字脱字です。
贈り先の方が親しい間柄であったとしても、記載の間違いは大変失礼な行為にあたります。
通販サイトで胡蝶蘭を注文すると、実際に贈る胡蝶蘭と立札の確認ができる無料写真送付サービスを行っているところが多数ありますから、立札の記載内容の細かい部分を必ずチェックするようにしてください。
忌み言葉に注意する
メッセージカードを胡蝶蘭に添えることは、贈り先の方にお祝いの気持ちをダイレクトに伝えることができますが、注意点としては「忌み言葉」を入れないということです。
「忌み言葉」とは、ネガティブなイメージを連想させる言葉のことで、例としては「失う」「切れる」「終わる」「敗れる」「燃える」などの言葉です。
また、「いろいろ」「どんどん」「次々」といった「重ね言葉」も、思わず使ってしまいそうな表現ですが、「重ね言葉」は「不幸が重なる」「繰り返される」というイメージを連想させるため、使わないようにしましょう。
赤色を使うことを避ける
開店祝いや開業祝いに胡蝶蘭を贈るときは、赤色の花やラッピングはできる限り避けるようにしましょう。
一般的に、開店祝いや開業祝いの場合、赤色は「赤字」や「火事」を連想させるため、縁起が悪くタブーとされているからです。
尚、メッセージカードを添える場合も、赤色のペンで書くことは避けましょう。